やっぱりうまくできているんだな。2011/08/04 22:56

この前の記事にも書いたとおり,僕は今年度で今の学校を辞める。


まだ何ヶ月も先のことだから全然実感がわかない・・・
はずだったんだけど,最近はちょっとずつ実感が湧いてきた。


僕のいる吹奏学部は8月のコンクールを境目にして,部長などの代が交代する。で,新しい部長(高2)と二人で,今後の運営などについて話をするわけですよ。副部長は誰がいいとか,選曲委員会は誰を入れたほうがいいとかね。

でさ,「ああ,この子を部長にしても,この子と一緒にコンクールに出ることはないんだなあ」って思っちゃったりするんです。
そう思うと,なんだか寂しくなっちゃってさ。
なんだか,かわいそうになっちゃってさ。
なんだか申し訳なくなっちゃってさ。

まあ,そんな感じ。


あと,エピソードを二つ。


1つ目。
今日は,近くの文化センターで,コンクールに向けたホール練習をしてきた。うちはあまりお金がないので,楽器の運搬はレンタカーのトラックに自分たちで楽器を積んで先生が(つまり僕が)運転して行う。

いつもは,僕がそばにいて,楽器の積み方とかひもの縛り方とかいろいろ口出しをしちゃう。

でも今日は違った。別の事情があって,僕がトラックのそばにいられなかった。だから生徒たちは,自分たちで考えて,自分たちで楽器を積みきった。きっと,僕が全く関与しなかったのは今回が初めてだと思う。

2つ目。
僕は基本的には指揮はしない。外部講師がいるから。でも今日のホール練習は違った。

僕が,ステージでバンドの前に立つ。指揮(みたいなこと)をする。外部講師は客席の後ろの方に座って,全体の音を聞く。

学校によってはごく普通のいつもの練習方法だと思うけど,僕のいる部活としてはきわめて異例の出来事。

もちろん,その講師のやりたい音楽が最優先だから,僕は殆どメトロノーム的に拍を刻むだけ(でもちょっとだけ体が動いちゃった。我慢できなかったみたいね)。

でも嬉しかったなあ。顧問として最後の年の課題曲を生徒の前で指揮(みたいなことが)できるなんて。夢のようだったわ。一応それなりにがんばってきた僕に,神様がご褒美をくれたのかと思った。



やっぱり,僕がいなくなるって決まってから,部全体がそれに対応するために動き始めてるような気がする。殆どみんな,僕が辞めることになってるなんて知らないのに。


うまくできてるんだなあ。

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