神戸とレトロ本舗2011/02/02 20:20

本当は1月17日に書きたかった記事。

1月17日といえば,阪神淡路大震災。

僕は兵庫県民でもないし,当時の神戸を見たこともない。
だから本当は,僕なんかには震災を語る権利なんかないんだけど。
でも,ちょっとだけ書いちゃおう。


当時僕は高校生で寮生活をしていた。

僕の寮も揺れた。目が覚めた。
翌朝,垂水区出身の友達に「お前の家の近くが震源だったら,大変なことになってるな」って冗談で言っていたのを今でも覚えている。

それでだんだん事態が僕ら高校生にも分かってきたときには青ざめたな。


そして,2年後,僕は大学生として神戸に住み始めた。

部屋を探しているときに,やけに新築の物件が多いこと。
近所に空き地が多いこと。
公園に仮設住宅がたくさんたっていること。

とても印象的だった。

市内のいろんなところに「がんばろう神戸」が貼られていて。


大学に入ってから数年たって,「最後の仮設住宅がなくなりました」のニュース。めっちゃ覚えてる。震災からずっと神戸に住んでいる人たちはあのニュースをどんな気持ちで聞いていたんだろうか。


神戸とは全く縁がなくて全然遠くに住んでいる友達が「まだ仮設住宅ってあったの?」って言ったのを聞いて妙に腹が立ったのを覚えている。


僕にとっての神戸は大学時代に住んでいた街であり,
そこには震災の影響が混じっていて,
レトロ本舗を知ったのもその時期であり,
だから何となくつなげて考えてしまうんだな。

今はないけど,三宮ビブレのタワレコの試聴機で初めてレトロ本舗を買った。なんて楽しい音楽なんだ!って思った。

だから(もちろん何の根拠もないんだけど)「つらい出来事があって,でもがんばるしか道は残されていなくて,だったら楽しくて愉快な音楽とともに生きていこうよ。」そんな場面でのBGMはレトロ本舗なんだな。うん。

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