忘れたくないことが多すぎて2013/10/26 07:21

またまた久しぶりの更新。ここ最近年に1回ペースだな・・・
ま,別にいいんだけどもね。

新しい学校で働くようになって1年半が過ぎた。
この学校の雰囲気はだんだんわかってきたような気がする。

高等学校での教育の在り方(進学などの学科関係や躾の面まですべてを含めて)なんてのは,正解がないだろうけども,でもやっぱり僕自身には「こういう教育でありたい」って思うものがある。

その大部分は,僕の母校であり前任校でもあるA高校の影響が大きい。

A高校は,決して進学校なんかではなかったし,いわゆる生徒の「質」だって特別すぐれていたというわけではないと思う。勉強に対してものすごく後ろ向きな生徒だっていたし,マナー・モラルが全然なってないっていう生徒だっていた。

でも好きだなあ。A高校。だから,今お世話になっているB高校にいても,ついついA高校と比較をしてしまう。でもね,最近になって,ちょっとずつ感覚変わってきた。

去年の4月。このB高校に転勤してから驚きの連続だった。でね,だいぶ後ろ向きだった部分があったように思う。「なんでこんなに(生徒も教員も)モラルがなってないんだ」「なんでこんなに,みんな自分勝手なんだ」「なんでこんなに教室が汚いんだ」「なんで全然勉強しないんだ」「なんで掃除をする時間がないんだ」などなど。挙げだしたらキリがない。「こんな学校嫌だ。前の学校の方がよかった。」って思ってたんじゃないかな。

最近はちょっと違う。もちろん,モラルの低さとか,自分勝手さ(一緒か)とか,勉強に対する甘さとか,その辺に感じることは基本的に変わってない。でもね,ちょっとずつ前向きに考えられるようになってきた。

僕には幸いにして「こういう学校にしたい」ってものがある(←これが持てたのは,母校のおかげ。本当に感謝)。それに救われた。「この部分に関しては,こうやって変えていきたい。そのためには,まずはここをこうして・・・・」っていう作戦を考えられるようになってきた。

自分でいうのもアレだけど,少しずつ前向きになってこれたと思う。
いいことだ。


それにしても,A高校では多くのことを学ばせてもらった。
生徒時代も教員時代も。

そこでの経験は絶対に忘れたくない。

新しい学校については追々。2012/10/27 01:53

久しぶりの更新。だいたい半年くらいあいちゃったな。

前の学校から今の学校に変わってきて,いろんなことを感じた。本当に文化が全然違うなあって思った。前任校と現任校では生徒の考え方や行動が全然違うし,教員の考え方も全然違う。こんなに学校によって「あたりまえ」が違うんだなって思った。

だからってわけじゃないけど,今日は学校の話はやめておこう。書ききれないし,どこから書いたらいいのかわからない。これからちょっとずつ思い出したところから書いていこう。

今日は,自分の趣味の話。これからやりたいと思っていることを書いておこう。

・当面の目標
ボーカルも含めて全パートを演奏し,録音,ミックス,マスタリングまでを一人でやる。それのクオリティを高めていく。どこまで高めるか。うーん。「趣味としてこんなことやってます」って言いながら聞いてもらって恥ずかしくないくらい。かな。(いろいろ自分でやりたいっていう欲求は高いほうだと思うんだけど、不思議と自分で曲をつくりたいとは思わないな。あきらめちゃってるのかな。どうなんだろ。)

・そのために現状取り組んでいること
「星をください」の全パート。ドラムとベースは録り終えたから,あとはギターを2パートとボーカルを録る。11月中。

「夕暮れ」のドラムとベース。これは学校の先生仲間と録音しようってことになってるから。録音した後は僕がミックス等をやる。明日スタジオを予約を入れたので,ドラムパートは録音してくる。11月中にボーカル以外を録音したいと思ってる。

「g★s★g」のベースパート。これも学校の先生たちで録る。これから練習を始める。これは11月中にベースの録音ができたらいいかな。ギターは同僚のN先生担当。典型的な草食系。ギタマン出身。

「リベルタンゴ」これは鍵盤ハーモニカ2本とクラシックギター2本の四重奏。鍵盤ハーモニカの2パートを僕が担当。これも自分のパートくらいは11月中に録音できたらな。でもラインじゃなくてマイク録りだったら,すぐにはできないかもなあ。

やりたいことたくさん。まずはこのあたりがんばるよ。

さらば!2012/03/22 15:30

僕は,この3月で今働いている学校を辞めて別の学校へ行くわけです。

今日は最後の出勤。朝から自分の担任室の掃除をした。で,15時半をもって,僕が今までいた2年生担任室は来年度の2年生チームの先生方に完全に明け渡した。だから,もう今(15時35分)は僕のデスクはこの学校のどこにもない。

じゃあ,このブログをどこから更新してるのかというと,部活の合奏部屋。ここは今日は誰も来ないからね。落ち着いていることができるね。

このパソコンもブログの更新が終わったら,学校に返却する。僕がためてきたデータも完全にフォーマットされるわけだな。


9年間この学校では教員としてお世話になった。30年以上働いているような大ベテランの先生に比べたら大したことないけど,でもやっぱり9年の間に,色んな出来事を経験した。


寮とかさ,クラスとかさ,いろいろあったけど,一番大きいのは部活動だな。吹奏楽部。よくがんばった。生徒たちも。僕も。


一応,僕は高校時代に吹奏楽部員だったけどさ,当時の吹奏楽部はいわゆるサボり部だったわけだよ。全然練習しない。だから僕の「吹奏楽経験」なんてのは,「全く吹奏楽をやったことない人よりかは分かる」程度なんだよ。それが7年前に吹奏楽部の主顧問に任命されたときは,嬉しさ半分のほかに,戸惑いが半分あって,それを隠し切れなかったなあ。副顧問の先生やコーチと相談しながら,いろいろ作ってきた。ルールとか雰囲気とか。いろいろ。


この部活,すごい愛着ある。クセはあっても,基本的にはいい子たちばっかり。でも,もう僕は顧問じゃないからなあ。さみしいなあ。


この1年間,主将たちには僕がいなくなっても何とかなるように意識しながら接してきたつもり。演奏会の選曲とか演出会議とかもあんまり口出しをしないようにしてきたし。だから,きっと大丈夫だな。彼女たちならうまくやってくれるよ。うん。僕は,安心して外から見ていればいいだけだな。


にしても,今の主将はホントにすごい。前から思ってたけど,この前も実感したよ。修了式のとき。転退職者の挨拶があるのです。その場で生徒たちは初めて僕が学校を辞めるのを知るわけですよ。

修了式がおわると,吹奏楽部の高2たちが僕のところに来てくれた。とても嬉しかったなあ。ありがたかった。でね,「せんせー,なんでやめちゃうんですか」「辞めないでください。」「私たちこれからどうしたらいいんですか」とか言ってくれるんだよ。ちょっともらい泣きしそうになっちゃった。彼女たちへの,申し訳ないって気持ちと,僕は幸せ者だなあっていう気持ちでいっぱいだった。

でもね,主将は違ってた。彼女さ,「先生,春合宿はまず何からしたらいいですか。新入生が入ってからの,チューナーとかの注文や,担当楽器はどうやって決めましょう?」ってさ,部活の主将としての仕事の話をしてくるんだよ。だって,今のうちに聞いておかないと,僕から指示をもらえないからね。それを,涙をぽろぽろ流しながら,一生懸命仕事の話をするんだよ。彼女は主将だからさ,悲しんでる暇がないんだよ。 常に部全体のことを考えていかないとだめなんだよ。

「大丈夫だ。この吹奏楽部は大丈夫だ」って確信した。


他にもね,色んな経験をさせてもらった。
もちろん楽しいことばかりじゃないけど,でもとてもいい経験だった。中高生時代をあわせたここでの15年間は,僕の人生の基礎となるだろう。感謝でいっぱい。


ありがとう。母校。

卒業式終了2012/03/05 17:26

3月1日に卒業式があった。

まあ,なんというか,みんな卒業していっちゃったわけですよ。
今年は特別な学年だったなあ。

今年の高3は僕は授業を一つも持ってなかったくせに,仲良くしたし。家にも遊びにきたし,ご飯も食べたし。考えられないな。年度初めはこんな感じになるなんて想像してなかったよ。

だってさ,まず高3の授業,今年はゼロコマでしょ。去年までは高2,高3しか授業を持ってなかったのに。今年久しぶりの中学校と高1が担当だったからね。

あと,僕のデスクが中2担任室にきちゃったこと。これは春の段階ではかなりショックだったなあ。一昨年までは数学科研究室にデスクがあった。これは高3フロアにあるから,毎日毎日高3の生徒たちと顔を合わすことになる。去年は進路指導室に移動。これも高3フロアにあるから,彼ら彼女らとの関係は変わらない。でも,今年は違った。中2担任室。これは今までとは全く違うんだよね。だって,まず中学校舎だし。いくら渡り廊下があるといっても高校生は殆どこないからね。

でも,今年の高3生とは仲良くできた。部活では付き合いもあったしね。楽しかったなあ。本当に楽しい1年間だった。

部活では惜しくも目標とする金賞はもらえなかったけど,でも,みんなで一生懸命がんばった。

文化祭では,2バンド掛け持ちという今までやったことのない忙しさを味わった。そのうちの片方がスカだったってことも大きい。一つ夢が叶った瞬間だったな。

夏休み。まあ,いろいろあったわ。ライブに行ったことが印象的。

秋。これまたいろいろあったな。学校ではかなり大変な事件が起きてたしね。


僕が今年度でこの学校を去るから,余計に特別に感じるのかもしれないな。そのへんはよくわかんないや。


卒業生の皆さん。卒業おめでとう。

これで,僕も君たちも同じ「卒業生」だな。

合唱コンクール2011/10/30 15:08

先日、中学校で合唱コンクールがあった。

コンクールといっても校内で行われる、授業参観的な行事。
僕のいる学校は生徒数がそんなに多くないので、1・3年は3クラス、僕のいる2年は2クラスの中学合計8クラスからなる。
それで、各クラスがクラス合唱1曲と、学年全員で1曲ずつ歌う。

校長先生をはじめとする数名の先生が審査して、優秀賞などを決める。もちろん保護者はずっとお客さんとしてみている。そんな状況。


で、担任にとって何が大変かって、それは「一緒に歌うこと」。
生徒たちは音楽の授業で練習してるけど、担任たちはそうじゃない。だから僕は、最近は車の中ではずっとその曲を聴いて歌ったりしてた。

お客さんがいる状態で自分が歌うって言うのは何年ぶりだろうなあ。
相当久しぶり。ここ最近は文化祭で軽音楽とかやってたけど、歌ってはなかったし。

えっと・・・大学時代はもちろんそんなことやってないし、高校時代?
高校時代は1年のときに合唱が文化祭で義務付けられてたけど・・・
そうだ。当時は人前で歌うってことに激しく抵抗を感じていて「歌うくらいなら僕がピアノ伴奏やります」って歌わなかったんだった。僕がある程度ピアノを弾けるって知らない先生たちは僕のその発言を聞いて驚いてたな。思い出した。

ということは中学か?中1のときか?ということは13歳?
むむ?ということは20年前?そんなに時間が経ったのか!

はい。20年ぶりにお客さんの前で歌いました。


感想。
合唱っていいな。
もちろん僕も生徒も技術的にはまったくなのは分かる。
でも、やっぱり大人数で音楽(しかも歌!)を歌うっていうのはいいもんだな。

しかもさ、こういうマジメでさわやかな曲もなかなかいいよ。